茨城県水戸で暮らす 無垢材の家で快適生活

家の構造は、見える所はもちろん見えないところまで合わせると、さまざまな建材などから構成されています。例えば木造住宅で中心となるのが、木材です。現在は「集成材」と言われる材料を使うことが多くなっています。集成材とは、板材を接着剤で貼り合わせた材料です。これを一本の柱や梁として使用し、主に構造躯体に使用しています。利用が多くなっている集成材も選択のひとつですが、今回は森林の中にいるような深い安らぎと快適な空間を演出してくれる「天然無垢材」に着目します。

自然の恵みを受け、穏やかであったり厳しい環境の中で育まれる木材の良さを、最大限に感じられるのが天然無垢材です。自然から生み出される、木のもつ豊かさや美しさを活かしながら、木だからこその可能性を家づくりに活かすためにはどうしたら良いのでしょうか。今回のこのコラムが家族が健康に、笑顔で過ごせる家づくりに活かしていただけたら幸いです。

我が家に無垢材を使ったならば

家づくりでまず基本となるのが、建築する家の構造です。住宅を建てる構造としては大きく三つに分かれます。

  1. 木造:軸組工法(木造軸組工法、木造軸組パネル工法)と壁式工法(2×4工法、木質パネル工法)
  2. RC造:コンクリート現場打ち工法とプレキャストコンクリートパネル工法
  3. S造:鉄骨軸組工法(軽量鉄骨造)と重量鉄骨ラーメン工法

構造は3種類ですが、それぞれの構造の中にも多種多様な工法によって建てられています。今回は天然無垢材にスポットを当てているので、木造住宅の基本をまず解説しましょう。

木造住宅とは

木造住宅は、古くから日本で採用されている構造です。長い間建てられ続けている構造として選ばれている理由は、日本の風土の特性を活かした住宅に仕上がることです。そのため現在でも日本の住宅の中で一番多く使用されている構造となっています。

家の構造としては、木と木を組みあげる「木組み」という方法で軸組を作ります。以前は「伝統工法」という手法で多くの住宅が建築されていましたが、建築基準法制定時からは在来工法によって多く建築されています。在来工法にも高い品質を提供するためには、技術が必要です。柱・梁・筋交いなど、木の「軸」を組み立てて建物を支えながら完成させる日本の伝統的な工法です。

  • 木材住宅のメリット

木造住宅のメリットは、他の構造よりもコストが抑えられる点です。住宅建築のための費用には、限りがあります。他の工法は鉄骨やコンクリートを使用するため、費用も大きくなり家の重量も大きくなります。そのため地盤の関係上、建築できないケースも考えられます。

もともと日本人に親しみのある木を多く利用することで、木に囲まれた空間に癒しを感じるなどの精神的な効果も多いのが魅力のひとつです。

木造住宅に使用される木材とは

木造住宅で利用される木材の種類は「天然無垢材」と「集成材」に分かれます。この2種類の木材の特色から解説していきましょう。

天然無垢材

天然の木から加工されたのが、天然無垢材です。自然の恵みを受けたまま加工されているので、加工された後も呼吸や水分の調整を行っています。日本は四季折々、さまざまな景色を見せてくれる世界でも珍しい国です。春には桜、夏には新緑などの木々の緑、秋の色とりどりの紅葉、冬の雪景色など、一年中楽しませてくれます。環境面を考えると、そのさまざまな環境に対応することを住宅には求められます。天然無垢材を使用することで、周りの環境により湿気を吸収したり、水分を放出したりなど、家全体から環境をサポートしてくれます。

メンテナンスの部分でも天然無垢材の魅力は発揮されます。例えばキズなどがついた場合、ヤスリなどでキズの表面を滑らかにすることで、また平坦な表面を復元できることも天然無垢材の特徴です。正しい手入れの仕方さえ覚えておけば、年数が経つごとにさまざまな顔を見せてくれるのも天然無垢材の持ち味です。

集成材

板材を接着剤で貼り合わせた材料である集成材は、無垢材より取り扱いが簡単な木材です。天然無垢材は自然そのものを活かすため、品質を保つためには手間をかけなくてはいけません。その分集成材はそりやねじれなどが起きにくく、取り扱いも簡単で手間がかからないという強みがあります。手間はかからないのですが、貼り合わせた材料のため外側と同じ木材が内側に挟まれているとは限らないという部分も否めません。高品質を求めるのであればやはり天然無垢材にはかなわないでしょう。集成材のメリットは、どちらかと言えば施工する側に多くの利点をもたらしてくれていると言っても、過言ではないかもしれません。

天然無垢材のメリット

ここではさらに天然無垢材の魅力を含めたメリットを解説していきましょう。

自然の力がたくさん詰まった天然無垢材の一番のメリットは、加工の後も呼吸を行っていることにより湿気などの管理を行ってくれる点です。日本には湿気の多い梅雨や、暖房などの温度差の大きい冬など、ジメジメとした環境も多いです。そしてそれに伴い結露やカビなどの発生に頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

天然無垢材を使用した家では結露もしにくく、カビなどの発生を予防してくれる役割も担ってくれます。そして使用する材木の種類によっても、大きく変化します。無垢のヒバ材ヒノキ材などはカビやダニが発生しにくく、細菌類の増殖を抑制し、シロアリを寄せ付けないと言われています。

湿度を適度に保つことにより、爽やかで快適な環境を保つとともに、家の寿命にも大きく影響を与えます。自然の力を有効的に使いながら生活できる家が、木造住宅なのです。

自然素材の家で使われる素材

家族の健康を守る住宅を検討するには、天然無垢材という材料はとても有効的です。その特色を活かしながら、間取りや空間作りによっても、大きくその可能性を広げます。天然無垢材の他にも家を建てるための素材に気を配ることにより、より快適な空間を創造することも可能なのです。天然無垢材を活かしながら快適な空間作りに役立つ自然素材をご紹介します。

漆喰(しっくい)

漆喰とは、消石灰(しょうせっかい)を主成分とする塗り壁のことを表しています。漆喰自体には吸臭性という特色があり、調湿効果も高いため結露を予防する効果もあります。天然無垢材と両方でダブルの調湿効果が期待できます。そしてアレルギーの原因につながりやすいカビやダニなどのアレルゲンを抑える働きも期待できます。

漆喰の塗り壁は、職人さんが一つ一つ塗るため同じ顔つきにはなりません。そのため同じ空間であっても少しずつ変化のある空間を創造できます。パターンや色など選択の幅もあり、和室や洋室など空間を選ばないことも一つの魅力です。

珪藻土(けいそうど)

珪藻とは、藻類の一種である珪藻殻の堆積物により形成された地層のことです。こちらも調湿性能が高く、快適空間を創造する際にはおすすめの素材です。多気孔質からなる無数の穴から水分を瞬時に吸収しながら、水分量により自立呼吸により水分を放出します。吸水性・速乾性にも優れていることも特色のひとつです。

間取り・材料もすべて暮らす人の配慮のために

間取りの工夫で快適性を高めることも、自然に近い素材を使用することで快適性を高めることも、すべてはそこで暮らす家族への配慮の一つです。長い間木造住宅で培ってきた経験やノウハウなどの価値を、最大限住宅に活用できます。

そして木材住宅の最大のメリットは、環境にも配慮した住宅につながることです。素材を厳選して使用することにより、その産業を支援し、その素材の価値を高め、さまざまな影響力を持っています。地球の生命サイクルの中にある、循環系の材料なのが木材です。そこに住み続けていつか建て直す時期が来ても、さまざまな目的に活用され、環境への配慮もできます。家づくりは家族のため、そして環境のためなど、大きな視点で行うことにより、地球のためにもつながってきます。

For The CUSTOMERS. HOUSE MAKING NIKKENSO

NIKKENSOは茨城県水戸市や笠間市を中心に、新築一戸建て、注文住宅を建てる住宅会社です。お客様のライフスタイルに合わせた豊富なラインナップでお客様の暮らしをサポートしています。住宅事業部・建材事業部・太陽光発電事業部・不動産事業部が強力なタッグを組み、地域に根ざした工務店としてお客様の夢を形にしていきます。 お客様との絆を深めたお付き合いができる、笑顔あふれるお付き合いを心がけています。

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家はまず、楽しくあるべき。という考え方から、ワクワク感満載の家づくりをご提案しています。

CONCEPT #02光と風を感じて暮らす。

郊外ならではの、光と風を感じられる家づくりを目指しています。
子供たちの原風景として、郊外の自然環境が刻まれます。

CONCEPT #03家族と仲間を幸せに。

家づくりとともに、家族や仲間と幸せに暮らすライフスタイルを提案しています。

CONCEPT #04住宅性能を、カンペキに。

住宅性能は、当然の最高水準。長期優良住宅対応、耐震等級2以上、ZEH対応など、これからの住宅に求められる性能を兼ね備えています。

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