茨城で小さなかわいい家で暮らそう|北欧風三角屋根の可愛いおうち
家を建てるなら、なるべく床面積を多くして居住スペースを広くしたいとは誰もが思いがちです。
しかし、今「家は小さくてもよい」という考え方も広がってきていることをご存知ですか?
最近は「増築」と逆に家の床面積を減らしてコンパクトに改築する「減築リフォーム」という言葉も聞かれるようになりました。
狭小地では様々な設計の工夫を重ねて、狭さを感じさせない間取りづくりを考える必要があります。でも、広い家を建てるのに十分な土地があったとしてもあえて「小さい家」を建てるメリットもあるのです。
今回は、「小さい家」にするメリットと、小さくても狭さを感じさせない家づくりのポイントについてお話します。
目次
- なぜ、「小さい家」が注目されている?
- 小さな家のメリット
- コンパクトでも狭さを感じない間取りのコツ
- 小さくてかわいい家のデザイン事例
- まとめ
なぜ、「小さい家」が注目されている?
家づくりを考えるとき、まずは土地に対してどれだけの大きさの家にするかということを考えると思います。
住宅用の土地には、建ぺい率や容積率、高さの制限、北側斜線などの法規制に代表される土地ごとに決められた建築の制約があります。
ほかにも、周辺の環境や敷地同士の状況、日照や通風、形状や地形などさまざまな条件がありますね。
「これらの法規制や条件をクリアした上で、なるべく広い家が欲しい」と思う人が多いと思います。
しかし今、住まい方の価値観の変化や、人生において家の購入・新築にかけるお金への価値観が徐々に変わってきています。
ただ広い、大きい家が良いという漠然としたイメージから、「それぞれの事情やライフスタイルに合った最も効率の良い家の建て方が良い」というように、より具体的で合理的なプランを求める人が増えています。
また、新築でマイホームを持つことだけが住まい方のベストなゴールではなく、様々な暮らし方のスタイルが現れ、それぞれを選ぶことは自由であるという考え方が浸透してきています。
求められる住まい方が多様化しているため、住宅の新築を主に手がけるハウスメーカーやパワービルダーも、「より個人的でニッチな需要」を満たすような住宅商品を開発、販売する会社が増えています。
「小さな家」「平屋」も多様化した住まい方の需要の一つです。
小さな家のメリット
建築費が抑えられ、工期も短くなる
家の建築費は、基本的な家のつくりや大きさによって変わる部分が大きいです。
木造住宅の場合、家の骨格となる構造をつくる木工時を除いて、建築費の中でも多くを占めるのが「基礎工事」「外装・屋根・板金工事」です。
家が小さくなれば、必要な基礎や外壁、屋根も少なくなり、その分材料費や工事費も少なくなります。
また、施工面積が少なくなれば工期もその分短くなるため、時間的なコストも含めてコンパクトになります。
税金や住宅ローンの負担も軽くなる
住宅の建物に対する固定資産税は、建物の評価額に対して一定の税率を掛けて計算します。この評価額は各自治体が個別に評価して算出しており、新築の場合は工事請負金額の5割~6割程度が評価額の目安と言われています。家の規模や構造によって異なるほか、築年数が経つと一般的に評価額は低くなります。
つまり、工事費用が固定資産税の計算に関わってくるため、工事費用が少なければ固定資産税も安くなる可能性が高いということになります。
工事費をできるだけ抑えることは、住宅ローンの借入額を減らして住んでからの負担を軽くすることにもつながります。
工事費用を減らすために構造(耐震性や耐久性など)や断熱・気密など家の骨格となる部分へのコストを減らすのは、住んでからの安心を脅かす恐れがあります。
そこで、家の大きさや間取りを今一度見直し、「本当に必要か」「将来を見据えても問題なく住めるか」という視点で家を小さくできるか検討することは大いにメリットがあります。
日々のお手入れやメンテナンス・補修などがしやすい
先ほど外壁や屋根は建築費の割合が大きいとお話ししましたが、メンテナンス費用にも当てはまります。
例えば、外壁の再塗装のメンテナンスは、2階建ての場合と平屋では、単純に外壁の面積が小さければ工事費自体も安くなるほか、高所作業のための足場組みなどで大きくメンテナンス費用に差が出ます。
また、家の外周や高さが大きくなると、問題が起きている箇所に気づくのが遅くなります。小さな家は、大きな家に比べて補修が必要な箇所を早期発見しやすいというメリットもあります。
家族の人数やライフスタイルに合わせて適切な大きさにすることで、日々のお掃除も行き届きやすく、綺麗な状態を保てます。広すぎる家は掃除が大変という話はよく聞きますよね。
近隣と適度な距離を取って建てることができる
敷地に対して余裕をもって家を建てれば、隣り合う家との間に適切な距離をとりやすくなります。「隣の家の壁との隙間が少なく、プライバシーがない」という事態を避けることができます。
また、隣家との間に隙間が多くなれば採光や通風もとりやすくなるため、快適な家をつくりやすくなります。
コンパクトでも狭さを感じない間取りのコツ
それでは、面積が少なめでも狭さを感じず快適な家にするコツについて、いくつかのヒントをご紹介します。
ウチとソトの中間領域を設ける
古くから日本家屋で用いられてきた「濡れ縁」のように、家の中と外の中間の領域を儲けると、外とのつながりができて奥行を感じられます。
軒先を長めに伸ばして縁側やカバードポーチをつくると、アウトドアな趣味やランドリーなど多用途に使える半屋外空間になります。
長めに突き出した屋根は、夏の日差しが直接入り込む量を減らし、逆に冬の高度が低い太陽の光を部屋の奥まで届ける役割も果たしてくれます。
半屋外の逆の「半屋内空間」として「土間空間」を取り入れるのも一つの手です。土間に玄関、廊下、作業スペースなど色々な用途を兼用させることでスペースの節約にもなります。
オープンな間取りで横の広がりを持たせる
家の中に壁や仕切り、廊下が多いと閉塞的に感じやすくなります。コンパクトな家は、仕切られた個別のスペースはなるべく減らして広々とさせたいですよね。
そこで、例えばマンションのワンフロアの間取りのように大きな空間に様々な家の機能を上手に集約させると、狭くても圧迫感を感じずに暮らすことができます。
LDKをつなげて1つのワンフロアにする、トイレ、洗面、浴室をホテルのように1つの空間に設けるなどの方法があります。
キッチンと洗面、洗濯、物干し場をつなげれば家事効率もアップします。オープンな間取り作りは、プライベートな空間も確保できるようにバランスに注意しましょう。
吹き抜けやスキップフロアで縦の広がりを持たせる
横のつながりとともに、縦のつながりも大切です。
例えば、リビングの上部を吹き抜けにして1階と2階を立体的につなげることで、実際のリビングの畳数以上に広々と感じることができます。
また、1階と2階の間にスキップフロアを設ければ、1.5階ができて限られた建築面積でもスペースを増やすことができます。
多目的空間を作る
間取り自体の工夫に加えて、お部屋や家具の工夫で1つのスペースを多目的に使えるようにすると、部屋数の少なさが気にならなくなります。
例えば、対面式キッチンにカウンターをつけて食事の他に勉強、パソコンなどの時間にも使えるようにする、部屋の1つを畳スペースにして来客用の部屋を兼ねるなどの方法があります。
小さくてかわいい家のデザイン事例
NIKKENSOの企画型住宅「HUCK LOG TYROL」は、随所に北欧テイストがちりばめられた三角屋根の小さくてかわいい家、こだわりの最上級ログハウスです。
寒冷地で育ち、年輪幅が密で美しい木目が特徴の希少な北欧パイン材を使用。年を経るごとに味わいが増す天然木の美しさ、肌で感じる木のぬくもり、気持ちの良い空気と香りが、心と身体に喜びをもたらしてくれます。
玄関からつづくカバードポーチとつながった玄関と、玄関と廊下、多目的な作業スペースを兼ねた広々とした土間空間が家の中と外をつなげ、コンパクトながらも開放感の感じられるつくりになっています。
リビング上部は吹き抜けになっており、2階へはリビングから直接リビング階段で上がります。動線を意識した無駄のない間取りで、「小さくても快適」を実現しています。
また、伝統的な知恵を現代に活かした本場フィンランドのログハウス技術と、木造軸組のノウハウを掛け合わせた独自のハイブリッド・ログハウスで、プランアレンジとコスト低減を可能にしました。
まとめ
ライフスタイルが多様化している今、「コンパクトに建てて建築費を抑えつつも快適に暮らしたい」というご要望はとても多くなっています。
小さな家の設計のポイントは、無駄を省き、開放感と立体的なつながりを意識することです。小さな家でも大きな満足が得られる家づくり、ぜひ参考にしてみてください。
NIKKENSOでは、コンパクトな平屋住宅を中心に、デザイン性とコストパフォーマンスを両立した企画型の注文住宅をご提供しています。また、水戸市にてモデルハウスをご見学いただけます。茨城でシンプルに、自然を感じる暮らしができる注文住宅はNIKKENSOにお任せください。お客様のライフスタイルに合った住宅をご提案いたします。
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