茨城で一戸建ての注文住宅を新築するときの費用相場は?

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茨城県は北関東の中でも新築の一戸建て着工件数が多い県です。

また、一戸建ての建て方を見ると、持ち家(注文住宅)が分譲住宅(建売住宅)を上回っており、茨城県は注文住宅が優位な市場であるといえるでしょう。

また、震災以降、新築は住宅の耐震性をはじめとする住宅性能を重視する流れが建築主に広がっています。さらに、平成20年以降は世帯数よりも住宅戸数が上回る状態が続き、空き家の活用などの対策が進むとともに、新しく建てる家もスクラップ&ビルドではなく、長く資産価値を保てる家を重視するという価値観に変わりました。

このような社会情勢と、「注文住宅なら高性能な家を建てられる」という安心感や信頼から、注文住宅が選ばれているのではないかと思います。

今回は茨城で注文住宅の一戸建ての新築を検討している方へ、建売住宅など一軒家の購入価格の相場、土地価格や注文住宅の建築費用の相場などの最新情報をお伝えできればと思います。

目次

  • 茨城の建売・分譲住宅の相場
  • 茨城の土地価格の相場
  • 茨城の注文住宅(土地+建物)の価格相場
  • 平均工事単価で本体工事費を見積もる
  • 注文住宅の建築費用の内訳
  • 自己資金から予算決め
  • まとめ
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茨城の建売・分譲住宅の相場

はじめに、茨城県で建売住宅を購入する場合の相場を調べました。建売住宅は、土地と建物の建築費用の合計の価格で販売されます。

茨城県全体の平均と、住宅着工の多い都市別にまとめてみます。

表1.茨城県の主要都市の新築一戸建て(建売、分譲住宅)購入価格相場(2020年6月18日現在)

都市名 新築一戸建ての購入金額相場 価格帯(最安値~最高値)
茨城県 2,116.9万円 1,280~7,680万円
水戸市 2,051.35万円 1,490~5,870万円
笠間市 1,955.42万円 1,690~2,390万円
日立市 2,222.33万円 1,590~3,180万円
ひたちなか市 2,151.5万円 1,590~3,680万円
つくば市 2,398.13万円 1,280~7,680万円
土浦市 2,096.45万円 1,350~3,880万円
古河市 2,041.24万円 1,480~4,080万円
取手市 2,030.79万円 1,380~3,990万円
守谷市 2,743.92万円 1,780~5,680万円

参照:茨城県の新築一戸建て価格相場(アットホーム、2020年6月17日現在)

茨城の土地価格の相場

次に、茨城県の主要都市の土地価格の相場を紹介します。土地なしで注文住宅を建てる場合は、まず家を建てたいと思う土地を探すことから始まります。参考にしてみてください。

表2:茨城県の主要都市の土地価格相場

都市名 土地相場(万円/坪)
水戸市 11.7
笠間市 5.6
日立市 10
ひたちなか市 10.1
つくば市 14.3
土浦市 9
古河市 9.4
取手市 10.6
守谷市 24

参照:茨城県の土地価格相場情報(スーモ

※住居専用の用途地域(商業地域や工業地域など)も含めた土地価格を元にした情報です。

茨城の注文住宅(土地+建物)の価格相場

次に、注文住宅を建てる際にフラット35を利用した人のデータを紹介します。

表3:2018年度フラット35 注文住宅融資利用者の各データ平均値(茨城県:注文住宅)

利用件数 484件 住宅面積 126.3㎡
年齢 41.5歳 敷地面積 453.7㎡
家族数 3.6人 建設費 3273.5万円
世帯の年収 552.6万円
資金調達の内訳:手持金 566.6万円 資金調達の内訳:機構買取・付保金 2597.4万円
資金調達の内訳:その他からの借入金 109.6万円 1ヶ月あたり予定返済額 8.95万円
総返済負担率 20.9%

参考:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査

平均工事単価で本体工事費を見積もる

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後にも詳しく紹介しますが、家の建築費は本体工事費と別途工事費、設計料、そして税金やローン、登記関係の諸費用が必要です。

本体工事費は、工法や面積、間取り、設備などのグレードの他、場所や時期によっても変わります。めやすとして茨城県の住宅構造別の平均工事単価を紹介します。

表4:茨城県の居住専用住宅構造別平均工事単価(2018年・単位:万円/㎡)

木造 16.7
鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造 30.3
鉄筋コンクリート(RC)造 20.6
鉄骨(S)造 20.6
コンクリートブロック(CB)造 30.3

参考:国土交通省「建築着工統計調査」より弊社で作成

注文住宅の建築費用の内訳

本体工事費、別途工事費、諸費用

先ほどの平均工事単価の項目でも触れましたが、家づくりに必要な費用は

建築工事費(本体工事費+別途工事費)+設計料+諸費用

に分けることができます。

この内、住宅ポータルサイトに載っている「坪単価」や「本体価格」は、「本体工事費」の事を指していることが多いです、

別途工事費は本体工事費の15~20%設計料は本体工事費+別途工事費の約10%諸費用は最低でも建築工事費の5%はかかると言われています。

つまり、本体価格2000万円の家なら、別途工事費として300~400万円、設計料として230~240万円、諸費用として115~120万円程がさらに上乗せされると考えましょう。

建築工事費

本体工事費 建物本体を作る工事にかかる費用。基礎工事費、木工事費、屋根工事費、外壁工事費、建具工事費、内装工事費など
別途工事費 建物本体以外にかかる工事費用。既存建物の解体費、地盤改良工事費、外構工事費、照明器具、カーテン工事費、空調設備工事費、屋外電気工事費、給排水の引き込み工事など

※本体工事費の15~20% 工事の内容やグレードによって別途工事費は違いが出る

設計料

設計料や工事監理料を指します。

※本体工事費+別途工事費の約10% 最低額を定めている場合もあり、会社によって異なります。

諸費用

工事関係 建築確認申請料、近隣への挨拶関係、地鎮祭、上棟式費用など
登記関係 建物表題登記、土地所有権登記/建物所有権登記、抵当権設定登記など
ローン関係 手数料、保険料、団体信用生命保険特約料、特約火災保険料など
建て替え関係 引越し、仮住まいの費用、滅失登記費用など
引越し費用 新居への引越し費用など
税金 印紙税、登録免許税、不動産取得税、固定資産税、都市計画税など

自己資金から予算決め

家の予算を決める、資金計画を行うときは、いくら必要かを把握すると同時に、必要なお金をどうやって調達するかを検討することが大切です。

通常、住宅を建てる、購入する際は住宅ローンを利用することになりますが、自己資金が少なくなればなるほど、毎月の返済額が増え負担が重くなってしまいます。

自己資金は家づくりの総費用の少なくとも20~30%は用意しておきたいです。つまり、自己資金の3倍~5倍が総予算と考えるとよいでしょう。

例えば、自己資金が500万円用意できるなら、建てられる家の総費用は

500万円×3~5倍=1500万円~2500万円

が、家づくりにかけられる費用の目安になります。

住宅ローンの毎月返済額の決め方

そして、自己資金で足りない部分を住宅ローンで補うことになりますが、限度額いっぱいまで借りるのは危険です。返済額は、「いくら借りられるか」よりも「いくらなら余裕を持って返せるか」という観点で決めましょう。

返済額は年収の25%以下に抑えるのが良いとされていますが、毎月の家計や季節ごとの家族の進学などのイベント、そして定期的に貯蓄にまわす分も計算に入れて返済額は慎重に検討してください。

ライフプランとマネープラン

住宅ローンは長期に渡って返済していくものです。家族も含めた将来のライフプランを考えた上で、繰り上げ返済も考慮に入れながら返済期間を通しての長期的な資金計画を立てましょう。

メンテナンスコストを忘れずに

さらに、忘れてはいけないのが新しい家に住んでからの「家や設備のメンテナンスコスト」です。

屋根や外壁は10~20年ごとに表面の塗装や洗浄、シーリングや目地の打ち替えが必要です。

そのほか、キッチンや浴室、トイレ、給湯器などの設備も定期的な修理や交換がつきものです。

家づくりの予算や住宅ローンの借入額を決めるときは、将来的にこれらのメンテナンス費を確保できるかどうかも必ず検討しましょう。

万一の災害等で破損すれば、大掛かりな修繕工事費がかかります。災害に備えて地震保険や火災保険に加入しておくことや、メンテナンスコスト、耐久性に優れた材料を選ぶことは、初期コストは高くなりますが将来のリスクに備えることに繋がります。

特に屋根や外壁は、常に外環境にさらされる部分ですので、将来のメンテナンスコストを抑えられるような工法、材料を選びたいですね。

まとめ

家づくりは、建ててからの暮らしを豊かにするものでなくてはならないと思います。例え理想通りの家が建てられたとしても、その家での生活がローン返済やメンテナンスコストなどで家計を圧迫してしまうのでは、求めていた暮らし方ができなくなってしまうかもしれません。

ですから、家づくりはまず、ご自身のライフプランを先々まで想像するところから初めて見て欲しいと思います。いつごろに、家族の誰が、どんなことをするのか、現実的に必要なお金と、家族の収入と家計の支出、貯蓄額などをなるべく正確に把握することで、「いくらの家が買えるか」を具体的にイメージすることができます。

予算が思ったより少なくなっても、今は貯蓄を増やすときと考えるか、予算に見合ったプランを探すかは自由です。最近ではローコスト住宅や、コストを抑えてもライフスタイルに合わせた高性能な住宅が手に入る企画型住宅も多く登場し、一定のカスタマイズ性を持った規格型の注文住宅も人気があります。

規格型はプランのアレンジに制限があるため、土地の条件が重要になります。NIKKENSOでは住宅用の土地情報も随時ホームページで更新しておりますので、気になる土地があればお気軽にご相談ください。

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株式会社 NIKKENSO
住宅事業部
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